お金の使い方って人によって、国によって、場所によって、
それぞれ使い道は違います。
このコラムをご覧になってらっしゃる方の中にも、
起業してお金を稼いだ方、株で一財産築いた方、着実に貯金した方
などが大勢いらっしゃるかと思います。
そんな皆さんのお金の使い方が気になる所でもあるのですが、
邱先生からは、人の心配なんてしてないで自分がどうやって稼げばいいのか
少しは勉強したらどうだい?
とお叱りを受けてしまいそうですが、
お金の使い方を通じて中国人の国民性をご紹介しましょう。
お金にまつわる心温まるお話を皆さんに。
今回のお話は僕にとっても初耳な事でした。
「近くに居た中国人20人に聞いてみました」
(データの幅が狭くてすいません。。。)
「貰った給料どうしてる?」
第3位・・・光熱費
第2位・・・交際費
第1位・・・食費
まぁまぁ至って日本人と何の変わりもない順位ですね。
やっぱり中国人も一緒だなぁとぼやいてる最中
聞きなれない中国語が耳に入りました。
「孝シャオ 順シュン 父フー 母ムー」
日本語では「親孝行」という言葉に当たります。
ランキングには載せていませんが、
彼らは毎月着々と親孝行の為に貯金をしているのです。
よくよく話を聞いてみるとですね、彼らは実家を出てからというもの
「給料の一部分を親孝行の為に両親に送る」
とみんな一様に口を揃えていいます。
その割合約80%(あくまで私の近くに居た中国人20人ですけども)
驚異的な数字が出てきましたねぇ。
ホントか?と思わず言いたくなりますが。
みんな大まじで言うのでホントなのです。
更に驚きなのが、年のころ18歳〜25歳の男女達ですから驚きです。
(どおりで、うちのスタッフも給料を上げろ上げろという訳です。
親孝行もしたいし、自分だって遊びたい。
お金は多く貰える方がいいに決まっていますからね)
日本でならば18歳で高校を卒業して仕送りをして貰いながら
東京の大学に通い、その後就職するというのが定石で、
いくつになっても仕送りを貰っているなんていう稀なケースもありますから
余計感心ですね。
いいお話だったので、思わずデータを取ったレストランのスタッフを並べて
「君たちはなんていい子なんだ!この文化は物凄く素晴らしい!
その気持ちを忘れないようにしないとね!」
と、思わず僕も言いたくなるってもんです。
間髪入れずにボソッと「それじゃー給料上げてください!」
とうちのスタッフ。笑うしかありませんでした。
小憎たらしい発言でしたが、
想いかたは違えど親を大事にする気持ちを大切に持つ彼らの姿を見て
一つ勉強になりました。
次回へ続く
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