北京は目前まで迫った冬へ向けじわじわと寒くなっています。
朝、キーンと冷え切った涼しい風がたまらなく好きな私には
今年もまたこの季節がやって来たか。
と実感しているところです。
そして、日に日に乾燥度合いも高くなってきています。
北京に起こしになる方、防寒着のご用意を。
さて、今回はタイトルにピンときた方もいらっしゃるでしょう。
三全公寓の正門にでかでかと「陶朱公館」と書いた中華料理店です。
(邱先生の第2274・2275回をご覧下さい。)
邱先生の奥様が大事に育てた料理人がこの北京のお店に居るので
「邱飯店」で出されていた料理を皆様自身の目で確かめられる上に、
その舌でも味わえる。ということです。
普段の私であれば、水餃子やお粥屋さんで満たされて充分なのですが、
たまの休日には、少し背伸びして贅沢にここ、
陶朱公館で食べる飲茶(点心)に夢中なのです。
おいしい食事をしていると、面白いもので
「このさっぱりした味が・・・。」とか、「いやぁーこの絶妙な塩加減・・・。」
などと、コメンテーターになったように
ついつい料理一品一品に対して勝手にコメントし始め、
自分だけの口福(幸福)を味わって楽しんでいます。
まぁこれは、あくまで私だけですが。。
先にも書きましたが、背伸びをしないと行けない週末のお昼。
私がよくここ陶朱公館で食べるお気に入りの点心料理です。
☆ 楊州炒飯・・・エビとハムがたっぷり入ったパラッとしたチャーハン。
☆ 鮮蝦腸粉・・・もちもちっとした歯ざわりの生地の中に
プリッとした大蝦が最高の食感です。
☆ 港式ワンタン麺・・・香港式の麺に蝦のダシが効いたスープとワンタンが
絶妙なバランス。
☆ 邱家小龍包・・・猫舌のくせしてパクリと1口で食べてしまうのが私流。
これだけ食べて約100元手前できっちり収まってくれるので胃袋も財布も大満足です。
邱家の食卓に招かれた文人墨客の方たちが
次はいつ招待してくれるのだと心待ちにしていたというのも頷けます。
北京に来る際はどうぞお立ち寄り下さい。
次回に続く
|