前回コラムの最後にオリンピック期間中、
1泊8万〜10万円程度の宿泊料金と書きました。
この料金は4つ星、5つ星クラスのホテルが
この金額帯になるだろうという見方です。
只でさえ高いのに、これに付け加えて
「1週間以上の宿泊客のみ受付」
という条件までつけているそうです。
なんとも強気なオリンピック価格です。
従って、これによりランクの低いホテルも「機を逃すな!」と
追従して料金をUPするのはほぼ間違いないと思います。
ただ、このままでは折角の経済効果を担う
外国人旅行客が減る可能性も出てきます。
今まで頑張って積み上げた苦労も水の泡になってしまう
事を懸念したオリンピック組織委員会は
57万人分の宿泊可能施設(ホテル)
を用意するとの発表を既に行なっています。
これがすなわち外国人旅行客には朗報となります。
その施設の中には30件程のユースホテルも
含まれているはずで、根気強くインターネット等で
探せばまだまだ間に合う可能性は高いはずです。
「このユースホステル、オリンピック期間中は通常の価格より
更に割安で開放する」ということも同時に発表されています。
実際のところ、
どの程度海外からの旅行客が期待できるのかは別として、
ここ地元北京の若者を対象にアンケートした結果をご紹介します。
Q:オリンピックのチケットを予約しましたか?
A:はい(38%) いいえ(62%)
意外と、オリンピック熱が上がってきていません。
オリンピックに向けての看板や広告は増え、
工事も急ピッチに進んでいるのですが、
肝心の人民の関心がこの程度の状況だと
タイトルにも書いたように、まだまだ先の事かの
ように感じてしまいます。試合開催直前になって
会場に押し寄せる事も目に見えてきてしまいます。
この直前のチケットは試合開催1週間前から会場で
直接購入もできるそうなので、私もその方法でチケット
を入手をしようと思っている一人です。
この1年で結束力の強い人民がどのようにオリンピック熱
を上げていくのか、大変興味深いポイントです。
次回に続く
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