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7.何から勉強するのかで運命が決まる

文法よりはマシですが、次に良くないのはリスニング派です。
ひたすら聞きまくる人いますね。
電車の中でも、昼食中でも、ヘッドホーンは欠かせません。
1000時間聞けば突然喋れるようになるという、
怪しげな英会話商法がありましたが、その類を信じている人ですね。
残念ながら、1000時間聞いたら
中国語が突如喋れるわけではありません。
相手の話を聞き取れれば、
こちらの話は下手糞でも成立するとビギナーは思いがちです。
しかし、現実はこちらの喋りのテンポが悪いと、
30秒ぐらいで会話は行き詰ります。
相手も口には出さないでしょうが、
「こいつと話していても、面白くない」と思って、
笑顔で「またね!」と去っていってしまい、
その後会う機会はないでしょう。
そして機会を得られず、会話力は進歩しません。

発音練習派。
これは良い線いっています。
発音が悪いと中国語は通じないとは、よく言われている事です。
しかし、続きません。
完璧な発音を習得してから会話をするとなると、
まず先に退屈で辛い下積みを沢山しなければならず、
並ならぬ忍耐が必要だからです。

このように、私が結論づけている根拠としては、
学習方法の順序を誤った在中語学留学生や、エリート駐在員が、
何年たっても全く中国語をしゃべれないのを見ているからです。
ちなみに彼ら彼女らは本々素質があり、努力もしているので
ペーパーテストをやらしたら私よりもよほど良いはずです。
なんたって毎日学校行ったり家庭教師つけたりして、
運転免許の試験みたいな
文法の引っ掛け問題を勉強しているわけですから。

じゃあ、どうしたら中国語ができるんですか?
何もできないうちからも、喋り続ける事です。
喋り続ければ、意外と早いうちに通じるようになります。
しゃべらずに本で勉強していると下手すれば一生喋れません。

何もわからないのに喋る事なんてできない!という人の為に、
次回からは
まずは最初の最初の壁を打ち破るレッスンをしていきましょう。

<超初級者の心構え>
・ 短いのを沢山。
・ 生活に密着させる。
・ 1日5回使えば覚える。
・ 漢字をフル活用。


2009年7月29日 <<前へ  次へ>>