| 文法よりはマシですが、次に良くないのはリスニング派です。ひたすら聞きまくる人いますね。
 電車の中でも、昼食中でも、ヘッドホーンは欠かせません。
 1000時間聞けば突然喋れるようになるという、
 怪しげな英会話商法がありましたが、その類を信じている人ですね。
 残念ながら、1000時間聞いたら
 中国語が突如喋れるわけではありません。
 相手の話を聞き取れれば、
 こちらの話は下手糞でも成立するとビギナーは思いがちです。
 しかし、現実はこちらの喋りのテンポが悪いと、
 30秒ぐらいで会話は行き詰ります。
 相手も口には出さないでしょうが、
 「こいつと話していても、面白くない」と思って、
 笑顔で「またね!」と去っていってしまい、
 その後会う機会はないでしょう。
 そして機会を得られず、会話力は進歩しません。
 発音練習派。これは良い線いっています。
 発音が悪いと中国語は通じないとは、よく言われている事です。
 しかし、続きません。
 完璧な発音を習得してから会話をするとなると、
 まず先に退屈で辛い下積みを沢山しなければならず、
 並ならぬ忍耐が必要だからです。
 このように、私が結論づけている根拠としては、学習方法の順序を誤った在中語学留学生や、エリート駐在員が、
 何年たっても全く中国語をしゃべれないのを見ているからです。
 ちなみに彼ら彼女らは本々素質があり、努力もしているので
 ペーパーテストをやらしたら私よりもよほど良いはずです。
 なんたって毎日学校行ったり家庭教師つけたりして、
 運転免許の試験みたいな
 文法の引っ掛け問題を勉強しているわけですから。
 じゃあ、どうしたら中国語ができるんですか?何もできないうちからも、喋り続ける事です。
 喋り続ければ、意外と早いうちに通じるようになります。
 しゃべらずに本で勉強していると下手すれば一生喋れません。
 何もわからないのに喋る事なんてできない!という人の為に、次回からは
 まずは最初の最初の壁を打ち破るレッスンをしていきましょう。
 <超初級者の心構え>・ 短いのを沢山。
 ・ 生活に密着させる。
 ・ 1日5回使えば覚える。
 ・ 漢字をフル活用。
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