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239.漢方でガンを治療すること

世界で始めて漢方の抗がん剤を発明した、
王振国先生の話をしてきましたが、
30代の私は北京に赴任した当初、
抗がん治療のことを考えたこともありませんでした。

ところが赴任後、半年くらいして、
「子宮ガンを漢方で治したい」
という方が北京にいらっしゃいました。

「王振国病院に日本人が来ると
言葉や習慣などで不便や不安を感じるだろう」
という邱先生の考えで、
わたし達は王振国病院の紹介所になっています。
いきなり当事者に近い位置に立つことになったのです。

この女性(ここでは仮にAさんと呼ばせていただきます)は、
様々な病院に足を運び、治療法を検討された後、
「日本では摘出手術しかしてくれないから、ここに来たのです。」
と北京にいらっしゃったのです。

Aさんが中国語の通訳が必要なときなどにお見舞いに行き、
治療経過などを教えていただき、
始めて漢方治療というのは
薬を服用するだけはないことを知りました。
漢方の点滴もありますし、一番効き目のあるものは、
患部に直接「漢方抗がん剤」を注入するというものです。

Aさんはこの治療を1ヶ月に1度行い、
あとは点滴と薬を服用して、3ヶ月ほどで退院されました。
その後、Aさんが旦那さんと連名で手紙を下さいました。
「日本で精密検査をしたらなんとガンが消えていました。
日本の主治医の方も驚いていた。」ということでした。

王振国先生は薬効だけに頼るのはだめ、治療の成功には、
一に本人の気力、二に家族の応援、三に薬効とおっしゃられます。
Aさんの場合、この三点がばっちり揃ったのが
成功の原因だと思います。

Aさんのおかげで、治療の現場を知ることができ、
また統合医学
(西洋医学だけでなく、漢方や民間療法などを統合した医学)
の概念についても勉強する機会を得ました。
統合医療のことを中国では、
中西結合治療(中国医療と西洋医療の結合)と言いますが、
私がたまたま担当した仕事は
その最先端の現場に関わることだったのです。
そして、わたし達が扱っている化粧品や漢方ドリンクが
改めて素晴らしいものと実感することが出来たのです。

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2012年8月17日

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