私たち絶世健美は絶世美人という漢方化粧品や
サプリメントをインターネットで通販しています。
ウェブサイトの簡単な変更や更新は自分でできたほうがよいので、
北京の近所のパソコン学校に通いだしました。

中国語の授業なのですが、
日本で１０万円以上はする授業料が２万円ほど。
通学してから、その学校にある30台ほどの
パソコンのオペレーションシステムや
高価なソフトウェアが
全て盗版（だおばん・非正規品のこと）であることに驚きました。

その学校にはアニメーションの描き方を習う生徒が
大勢いるのですが、
テキストは日本のウェブサイト上にある情報を
中国語に加工したもので、
先生が私に「ここはどういう意味か？」と確認したりするのです。
どうりで授業料が安いことはずだ・・・。

ある日、先生が「中国は知っての通り、
盗版がまかりとおっているけど、
これも５年から１０年したらダメになるだろうね。」
とこぼしました。
私はユーザーの盗版利用クセは根深い、と信じていたのですが、
当のユーザーが期間限定という意識であれば、
思ったより早く著作権の問題が
改善される日が来るかもしれないと思いました。

著作権に限らず、私も中国ビジネスの特徴
というものを知ったような気になっているときがありますが、
もしかしたら今の常識が数年後の非常識になっているかもしれません。
例えば、中国の学校で日本人アニメーターの講師が
活躍するようになるかもしれません。
現在、中国で様々な問題にぶつかっていても、
「その問題はこれから何年先には
改善される類いの問題ではないか？」、
「その時には先行者利益をとってやろう」
という冷静な見通しをたてる、
ちょっと先の将来を予想する意識が足りなかったと感じています。

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