中国のネットショッピングは
様々な商品が安く揃うので大変便利です。
先日、私の携帯に
「あなたの支付宝の口座は安全でない恐れがあるので閉鎖しました」
とメールが着信しました。
「支付宝」というのは
ネットショッピングに利用する決済サービスです。
何かの間違いだと思っていたのですが、
支付宝の管理画面をみると、なんと残額が減っています。
身に覚えのない「インターネットゲーム代金支出」
という消費項目が1分間に5件も並んでいて、
頭の中が「???」真っ白に。
98元の消費が5回あり、500元ほど使い込みされていました。
支付宝のサイトに相談すると、
「あなたのパスワードは盗まれた可能性があります。
私共では補償しかねます。
警察に通知するしかありませんよ」とのこと。
おそらく盗人は人気の高いゲームに課金して、
それを転売して現金化したのでしょう。
パソコンにはセキュリティーソフトをいれ、
最新バージョンに更新していたのに・・・。
もしかしたら、別のパソコンで支付宝を利用したときに
盗まれたのかもしれません。
これ位は可愛いものです。
温州でネットショップ第1位の店主Wさんもこの被害者です。
決済サービスはセキュリティー向上のために、
パスワードを変える際は携帯電話に本人確認の連絡があります。
しかし、盗人はこの制度を利用して、
Wさんのニセの身分証をもって通信会社に行き、
彼の携帯番号を再発行したのです。
そしてネットショップのパスワードが盗人に知られてしまい、
口座にある残額百数十万円が一円も残さず消えてしまったのです。
こんなことも。
私の友人からこんなメッセージが届きました。
「旅行先でお金が無くなって困っている。
北京に帰ったら返すので、1000元ほど送金して!」
その後、友人から携帯にメールがあり、
「私のQQ(チャットサービス)のパスワードが盗まれた。
私になりすましてお金を無心している輩がいるみたいだけど、
本人じゃないので相手にしないで!」と連絡がありました。
インターネット上では
目の前にいない相手とも交流することが増えて大変便利ですが、
一方で別人のなりすましの詐欺は本当に多いですね。
北京や香港で開設した銀行のネットバンクは
いずれもセキュリティー機器が提供され、
数秒毎に更新されるパスワードを入力しないと
利用出来ないようになっています。
パスワードを更新しないで口座が停止するなど、
本人までアクセスできないこともしばしば。
それを煩わしく思い、そのくせ自転車など見えるものには
ムキになって二重に鍵をかけている私でした。
お恥ずかしい経験の告白でしたが、
ネット上のパスワードは頻繁にかえ、
何よりもセキュリティーが甘いと思われるネット上の口座には
お金を残さないことですね。
絶世の活動情報 : www.zessei.com
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