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70.中国で生野菜が食べたい!
「中国の野菜は調理しなくても安全か?」
これは中国に住む外国人の大きな関心事です。

わたしも中華料理は生野菜がメニューに少ないので、
日本料理屋さんやイタリアンレストラン、
若しくは自分で作ったサラダを食べるのですが、
汚染野菜ではないか、かなり気になります。
気にしても仕方ないので食べてしまいますが、
周りの日本人に聞くと、無農薬、有機野菜を購入する、
水に1日漬ける、野菜専用の洗剤で洗うという人迄いました。

私が住む北京の都市部には野菜売り場は3種類くらいあります。

一つ目は早市(朝市)。
朝4時から8時位まで道端で朝市が行われていて、
お年寄りが多く集まっています。近頃は取締りの対象となって、
市街部では限られた場所でしか見られなくなりました。

二つ目は農貿市場(野菜屋さん)。
常温保存された野菜が山済みされています。
産地表示はありません。売り子さんに「どこの野菜?」
と聞いても判っていないことがあります。
トレーサビリティーとは無縁なので、品質の保証はありませんが、
安価なので一般の市民は農貿市場を利用します。


三つ目は超市(スーパー)。
野菜は綺麗に包装されていて、冷蔵庫に保管されています。
外資系スーパーだと産地や生産方法により
細かく種類分けされていて、無農薬野菜や有機野菜もあります。
有機野菜のパプリカはこの前2つで20元(290円程度)もしました。
普段、一般の中華レストランで10元の昼食を食べている人は
とても買う気になりません。
とても特別な存在です。
しかし、唯一外国人の私たちが安心できる場所です。
わたしも高いと感じても、外資系のスーパーで野菜を購入します。

中国はこれまで数々の汚染食品で世界を震え上がらせ、
私たちの倫理観や衛生観念と
大きな隔たりがあることが表ざたになりました。
これでもかと叩かれているので、
少しずつ良くなるのでしょうが、
そう直ぐには人の価値観が変わらないでしょう。

無農薬や有機野菜など価格が高くて、
文句を言いたくなるのですが、
この中国で安心と安全を確保した食品を
頑張って作って頂いていることに感謝しなくてはいけないですね。

<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com


2009年5月22日

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