5000年とも言われる中国の美容史。
今では宮廷美容という当時の庶民には知りえなかった美容法を
誰でも書籍等で知ることが出来ます。
中国四大美人の中でもとりわけ有名な楊貴妃が生きた唐の時代は、
女性の美容への関心がとても強かった時代で、
宮廷だけでなく一般女性も米の研ぎ汁で顔をあらい、
美肌スキンケアに熱心だったようです。
では楊貴妃はどうしていたのでしょう?
特に楊貴妃は中国の歴史上の美人の中でも、
とりわけ「肌の美しさ」が際立っていたことで有名です。
例えるならば、
「桃のような顔色で、玉のように美しく」と伝えられています。
いったい当時のセレブはどんな美容方法を採用していたのでしょう?
楊貴妃は肌の美しさを保つために毎日、
「阿膠」(アキョウ)と呼ばれる、驢馬(馬科のロバ)の皮を
何回も煮込んで抽出したゼラチンの固まりを食していたそうです。
これは補血、止血の効果がある漢方の一種ですが、
コラーゲンがたっぷり入っています。
コラーゲンは骨や血管、皮膚に含まれていて、
細胞と細胞をしっかりと結合させる役割を果たしています。
加齢によってお肌のコラーゲンが少なくなると弾力がなくなったり、
乾燥しやすくなり、シミができやすくなりします。
最近ではコラーゲンのサプリやドリンクなどの商品が沢山ありますが、
中国には2000年以上も前から、「阿膠」が使われています。
「阿膠の卵スープ」は中国に2000年前からあるメニューです。
阿膠に卵と水を加えて煮れば完成です。
これが完成写真。。。
北京の同仁堂で買った、山東省東阿県の良質なものを使って作ったのですが、
とにかく臭いがくどい。
楊貴妃のレシピだからと期待を膨らませて作ったのですが、残念!!
スタッフも「動物の生臭いにおいがきつい」と言って誰も手をつけませんでした。
少量でも数千円する高価なものなので、もったいないので
食べてみましたがまずい。。(どなたか美味しい調理方法教えて下さいませんか?)
こんなものを、しかも毎日食べていたなんて。。。
やはり楊貴妃はこと美容に関してはかなりの努力家だったのですね。
現在では美容のための、美味しく頂ける薬膳料理がありますし、
漢方コスメも誰にでも安心して使って頂けるものがありますので
(もちろん絶世美人化粧水のことです!)、
楊貴妃ほど美容根性を燃やさなくてもいいですね。
<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com
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