トップページ > 成功の都「成都」からの便り > バックナンバー

   毎週月曜日更新

227.レストランというビジネス(1)

前回書いた通り、家賃を3倍にするという要求を受けて
すっかりしょげているかというとそうでもないわけで、
その問題にいかに対処するかという目の前の問題と、
この問題を通してレストランというビジネスの構造というか、
メリットデメリットを考え直す
良いきっかけになっているわけです。

いま頭の中をめぐっていることを
自分の心を整理しながら書くと・・・
(興味のない方にはつまらないかもしれませんが、悪しからず)。

そもそも、レストランは上物と履物でやる商売です。
上物とは、レストランというコンテンツ(中身)そのもの。
履物とは、レストランを営む箱(建物)であり
土地を意味しています。

この上物と履物の着こなしが上手になることが
レストランというビジネスを転ばずに着こなし、
長期的に成長させていく技術になるわけです。

上物を考えるには、
第一にどんなコンテンツが顧客への引きが強いか
ということをよく研究する必要があると思います。
焼肉が良いのか、とんかつがいいのか、
はたまたラーメンがいいのかカレーがいいのか、ということです。

第二に、単一業態でなく、
いかに複数業態をバランス良く持つか
ということも考える必要があります。
その際、何を競争の基盤として
業態を組み立てるかを考えるに必要も出てきます。

例えば、今、僕が考えている研究中の業態を例に挙げれば、
焼肉、しゃぶしゃぶ、ステーキ、ハンバーグ、とんかつ、
バーガー&ホットドッグ、サンドイッチ、うどん、
パスタ、水餃子・・といったところです。

「あほちゃいまっか?」

と思われる方もいるかもしれませんが、
上記はほぼ全て牛と豚と
野菜のコンビネーションでできるものです。

しかも、特にいいのは、
単なる焼肉屋さんではロスとなるような端材の肉や
野菜を組み合わせて商品化できるところです。
餃子なんか、そうですよね。

主要食材を定めて、それを徹底的に利用するやり方です。

(つづく)


2011年8月8日(月)

<<前へ  次へ>>