先のことを考えるという意味では、
わたしは必ずしも合格者ではありませんが、先生に言わせれば、
お金の準備は基本中の基本ということになります。
先生の目安では、お金の準備は最低でも
2ヶ月先まではやっておかないといけないということになります。
なぜ、お金の話しになったかというと、
地震の際に停電、パニック、システム障害で
現金すら引き出せなかった人が大勢いると聞いたからです。
その状態はよく想像できます。
四川大震災の時わたしが一番真っ先にやったことは、
日本の家族と邱永漢東京事務所に
携帯からメールをおくったことでした。
安否の確認ですね。
揺れの大きさから、
数分も経てば通信障害が起きると予想したからです。
そして、蛇足ですが、その時に私がつかったのは、
中国現地の携帯ではなく、日本の携帯を持ち出してきて
国際ローミングを利用しました。
なぜなら、中国のローカル通信網と
おそらくちょっと異なる通信網をつかう方が
つながりやすいと考えたからです。
(実際その時点で中国の携帯はつかえませんでした)
さて、本題のお金に戻ると、
安否の連絡のあとに走ったのが最寄のATMです。
何かあったときに、
家族だけでも逃がさなければならないという思いがあったのと、
もうひとつが、物が現金でしか買えなくなるような状態がくる。
いざという時に当時の150人の従業員を守らねばと思ったのです。
あれ以来、自宅に金庫を買いました。
多くはありませんが、
現金を家のどこかにおいて置く癖ができました。
金庫は昔ながらの金庫です。
いざという時に電子金庫が
停電やバッテリートラブルで開かなくなることを恐れたからです。
ほんとにしつこいようですが、
トラブル対策というのはこれぐらいしつこくていいのでしょうね。
PS
先日どこかの新聞記事に
「被災者は気にかけてもらうだけで救われる。
必ずしも援助が・・・」という記事がありました。
先週は、「関心という名の愛情」というコラムを書きましたが、
少しづつ少なくなっていく震災関連のニュースの中で、
現地は未だに苦しいんだ、
ということを胸に止めておかなくてはと感じています。
|