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203.人に真似できないことがいくつありますか?(2)

以前書きましたが、
自分の店、もしくは会社の魅力に懐疑的になることがあります。
それは突き詰めると独自性の欠如なんだと思います。

人に真似されて腹を立てたと言いました。
でも真似をされるのは世の常です。
真似されるのはあたりまえなのです。
真似できるというところがなんら差別化できていない証拠です。

先日うちの董事長に言われました。
「レストランでもカフェでも
他にはない5つぐらいの特徴がなくてはいけない、
それはなんですか?」

まあ、特徴は3つぐらいでいいと思うのですが、
その時は少し言葉につまりましたが、今はこう考えています。
焼肉屋を例にあげれば

・肉がうまい。
 ⇒肉質だけで勝負する焼肉屋はしんどいし長持ちしない。
 いずれはコスト競争疲れをするだけですから。
 だから私は、うちのおばあちゃん開発のタレで勝負します。

・キムチ、石焼ピビンバといった看板料理がどこよりもうまい
 ⇒これもおかあちゃん譲りの味で勝負をします。

・無煙ロースター
 ⇒中国の多くの店が無煙をうたっていますが、
 いやこれがほんとにいい加減な設備なんですね。
 うちはまじめにやります。

・ビールが比べ物にならないぐらいうまい
 ⇒自社ビール工場をもってる焼肉屋、ほかにあるだろうか?

・コーヒーとスイーツが比べ物にならないくらいうまい
 ⇒同じく、自社コーヒー農園のある焼肉屋があれば・・・。
 あと、自社(関連で)ケーキとかアイスクリーム、ジェラート、
 プリン、シュークリーム等々を作ってるところが・・・。

要は、真似したくても真似できない要素を複数持つことで
独自性を確立する方向です。

いま、うちの看板をうまく利用して
適当に真似している四川エリアの焼肉屋の皆さん。
フフフしばしお待ちください。
完全に置いてきぼりにしてさしあげますので・・・(笑)


2011年2月21日(月)

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