| このコラムを読んでいるタイミングとは少しずれるかもしれませんが、
 ちょうど昨晩中国は春節の初一(まあ、元旦みたいなもんですね)を
 迎えました。
 いつだったか、北京では春節のお正月の花火でテレビ局の入るビルだかが燃えて
 大事故になりましたが、相変わらず懲りない我が友中国の人たちは、
 まあ、なんとも盛大に爆竹、花火をやっております。
 私が住むマンションの中庭でも、小さな庭からは想像できないような大きな花火を買い込み
 12時を過ぎるころに連続でその巨大な花火を上げ続けました。
 それを見ながら笑いがこみあげてきて 「ああ、中国ってなんかやっぱりいいな。わかりやすく爽快に元気がいいや。」
 と心の中でつぶやいたのでした。 いつも書くように中国ではお正月を二度楽しめるのでなんかだお正月の決心を思わず2回してしまうのですが、
 花火を見てなぜかこんなことを思いました。
 情熱を一瞬燃やせる人間はたくさんいるが、物事をなせるかどうかの決め手は
 その情熱をどれだけ長い間維持できるか。
 燃やすってのはなんだか継続性のない燃焼だな。
 そうか、情熱は燃やしちゃいけないんだ、
 灯さなければならないんだ
 事業をやる人間(いや芸術家であったとしても同じだと思いますが)にとって、
 自分の理想、自分が何をやりたいかを思い、
 それに対するあっつい思い(=情熱)を
 持つことはとても大切ですが、
 その一貫性と継続性は一瞬の燃えたぎる思いよりさらに重要です。
 ここ数年思い続けている思い、希望があります。思うに私もしつこい方で年々たってもあきらめておりません。
 今年もその思いに新たな火を灯し、必ずやってやろうと、
 ちょっとだけ燃えちゃっております。(笑)
 (日本の皆さんには季節外れの正月雰囲気で失礼しました。) |