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197.トップの仕事

自社の問題を見るに、
トップにしかできないことがあるんだというのが、最近の感想です。

そもそも99%の人は現状が好きです。現状維持。

よく「ゆで蛙」といいますが、
これは、蛙を熱いお湯に放り込むと熱くてとびだしてくるが、
ぬるいお湯に入れて少しずつ熱くしていくと、
飛び出す瞬間をつかめずに、
茹で上がって死んでしまうという現象のことです。

たちの悪いことに、人生も企業も
すべての変化はこのぬるま湯がお湯になるように
ゆっくりと起きるものです。
良いことも悪いことも。

トップにしかできないことは、
こういったゆるやかでわかり難い現象や変化を、
人よりも早く敏感にとらえて行動に移すということです。

これが継続的にできたからトップになれるのであって、
そしてそれができるからこそ
トップとしての価値があるんだと思います。

しかし、変化変化と誰しもが口をすっぱくしていうけれど、
そんなスローガンをいつも抱えて皆でプレッシャーを感じながら
365日企業改革にあたるのは大変辛いし私もやりたくないことです。

どうしたらいか?

変化を人生にしてしまえばいいんです。

まったく異なる話のように聞こえるかもしれませんが、
最近とても出張が増えました。
そして、出張とはいわないけど、
移動が一番多いのがわが師匠邱永漢です。

「そんなに移動や旅行ばかりして疲れませんか?」

という質問をお師匠にすると返ってくる言葉があります。

なんだかわかりますか?
その答えはまた次回に。。。


2011年1月10日(月)

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