前回、邱先生にお会いしたとき、
「これから中国の成長が新しいステージに入ります。
内需によって経済の成長が伸びていきます。
その過程で、国民所得が見る見る伸びていきます。
つまり、日本の“国民所得倍増計画”と
同じことが起きていきます・・・」
という話を聞きました。
ちょうど、広州ホンダの従業員の
ストライキ事件が起きた後でしたので、
今後そういうことがより起きるだろうなという予感はありました。
考えてみると、
・中国人全体の給料があがっていく。
・それが国民全体の消費力に繋がり、中級階層が増えていく。
・ただ、給与の伸びが先に起こるものの、
全体の消費者物価はそれほど早く上がらない
・つまり、企業の所得につながる収入の伸びは給与の伸びより遅い
・結果として短期的には、企業収入は伸びず、人件費が急激に高まる
・その中で、業務効率を劇的に効率化する等して
対応した企業が生き残り
・時代の流れに対応できなかった企業が淘汰されていく
これから中国における
企業の大倒産(淘汰)時代がはじまるかもしれません。
中国における人件費の伸びは絶対に抑えられません
そんな努力は波打ち際の砂の防波堤に過ぎません。
それにいち早く気づき、対応していくこと。
中国で事業をやる皆さん。
さあ、今ですよ。
先駆けて従業員の給与を上げて、優秀な従業員を確保して、
高い業務効率を誇る事業基盤を作り上げるのは。
効率先進国の日本から来た人間の活躍の場は、
いよいよこれからですね。
頑張りましょうね。
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