| 日本にいたころやたらと“モチベーション”という言葉を耳にしました。
 私がいた横文字好きな会社もよく、
 「あー、モチベーションあがんない。」
 「昨日のマネージャーの言葉でデモチ(デモチベーション)した。」
 なんて会話をしていました。
 厳しい環境でしたから私もちょくちょくモチベーションを恐ろしく下げたり、
 一方でやる気を奮い立たせたりと、
 そんな繰り返しだったように思います。
 そんな私の心にグサッとささった言葉をご紹介します。 「組織の中で働く以上、組織のしがらみや、上司との兼ね合い、周りとの人間関係、
 いろいろな逆境や阻害要因があることが当然です。
 しかし仕事のプロとは、
 そういった一切の言い訳めいた条件をはねのけて
 成果を出す人のことを言います。
 みなさんもそういう考え方でひとつ仕事に当たっていただきたい。」
 とある、日本でも有名なエレベーターメーカーの会長さんの言葉でした。
 会長なのに、毎日社員と同じように電車で通勤し、
 社員食堂で社員と同じように食事をする
 清廉潔白な本当に尊敬できる会長でした。
 当時私はこの会社にコンサルティングに入っていて、
 以前にもご紹介した当初関係の悪かったボスとの関係に心底疲れ
 モチベーションは最低の最低でした。
 その一方で、クライアントである会長から
 たくさんのことを学びました。
 いろいろな障害を跳ね除けてこそ本物 日々、たくさんの障害にめげ、成熟してない人間に囲まれマイナスの影響をうけ、愚痴を聞き、
 そして愚痴を言いながらすごしている人も多いとは思います。
 そして、自分のついていない環境を嘆くこともあるでしょう。
 でも、自分の実力とは、そういった自分のモチベーションのコントロール、
 もっと言えば自分で環境を変え創り上げていく能力も
 ふくんでいるのです。
 愚痴を言ったり、言い訳をしたり、志半ばであきらめようとしているのであれば、
 それはツイてないのではなく、実力がないのです。
 頑張って欲しい |