私は、焼肉屋として焼肉を提供し、
コーヒー屋として時には自分でもコーヒーをいれ、
そしてケーキを作り、パンを作っています。
日本の労働市場を支援する研修生事業もやっています。
私は時に考えます、何をやっているのだろうか?
大げさなやつだと思われるかもしれませんが、
私が作っているものは何かと聞かれれば、
「時代を創っています。」と今は答えたいと思っています。
最初、焼肉事業を立ち上げたとき、
「絶対に1000店舗出して、焼肉王になってやる。」
と燃えたものです。
今はたった4店舗ですが、それはそれで大変な仕事ではあります。
生意気だと怒られそうですが、
1000店舗にする方法がわからなくはありません。
でも今は1000店舗にすることなんてあまり興味がありません。
上場なんてまっぴらです。
(その理由はまたタイミングがあれば書きますが)
規模を望み、人より多くの富を求め、
自分を必要以上に満たそうとするのは
現代中国の普遍的な人々の野望であり野心です。
私が中国のこの地に立っている理由は、
先生がよく言う「日本人にしか出来ないことをやれ」にあります。
(気づけば私は日本人ではありませんが、そこは勘弁ください。)
人々がこれから豊かになり、経済の発展が
豊かさにだんだん寄与しなくなることに気づき始めるとき、
この国を支えるのは付加価値を創造できる人材です。
私はとある特定の業態に限って仕事をしているわけではなく、
「長期に渡りあらゆる分野で付加価値を創造できる人材の育成」
という原則に基づいて仕事をしています。
1年の締めくくりとして、今の自分を振り返り、
そして来年の自分を鼓舞する言葉として。
また、景気の雲行きの怪しい日本から
このコラムをご覧いただいている皆さんを
少しでも明るい気持ちに出来ればと、本日のコラムを書きました。
向かい風は離陸に必要な揚力を生み出します。
ピンチがチャンスとはお師匠の言葉ですが、
この言葉を軽く聞き流すことなく、
それを実践される方が少しでも増えることを、
中国四川の地より願っております。
本年のご愛読ありがとうございました。
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