大金持ちに憧れなくなった5つの理由を続けて書きます。
3)自己顕示欲で仕事をしなくなった
最近、世の中でいう成功者という人に対し
うらやましいという気持ちがなくなりました。
それが、なぜそういう気持ちがなくなったのか?
これは、少しずつ事業が積みあがってきて、
自分がその成果に段階的に納得をしだしたことも
原因の1つにあります。
わかりやすい言葉で言えば、自分の過去の努力に対して、
それなりの確かな自己評価が伴ってきたといえるかもしれません。
それは、自己顕示欲が満たされたというよりも、
もっと冷静で落ち着いた感情のように、最近は思っています。
4)金は自分が必要と思う分だけあればいいじゃないかと気づいた
そうなると、お金の意義が変わってきました。
誤解を招かないように書いておきますが、
まだ私はお金持ちではありません。
(まあ、お金持ちの定義はいったん横において)
二人の子供も出来、これからが大きな支出のはじまりだと思います。
お金は自分が必要な分だけとは言うものの、
私の必要なぶんだけを具体的にかけば、
恐らくそれは世の中では
お金持ちの基準としてみなされるかもしれません。
でも、私は人一倍努力もしていますし、
ちょっと良い生活をする権利ぐらいはあると思っています。
5)「中富」はほんとにすばらしいと真剣に思うようになった
わが師匠の星の数ほどある言葉の中に
「中富」という言葉があります。
「大富」ではなく中くらいの富の意味は、
(その作品が書かれた当時の基準でしょうが)
ひと月100万円ぐらい自由に使えるお金があれば
お金にはそんなに不自由しませんよ、という基準です。
そして「人生最高の知恵は“満ち足りるを知る”」
ということだと思います。
多くを求めすぎれば必ずちょっとしたゆがみを生みます。
そうでなく、自分が本当に必要なものを
必要なだけ求めるという態度が
幸せな心の態度ではないかなと思っています。
必要にして十分な、将来に対して安心感を持てる資産を持ち、
自分のやっていること、
自分の人生の価値をしっかりと自分で認めていくこと。
そして、多くを求めすぎないことを学んだとき、
ずっと心にあった大金持ちになってやる、
という邪心がすっと消えてきたのです。
まさしく、
「節約十両 理財百両 刻苦千両 無慾萬両」な心境です。
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