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120. “しあわせ”感

今、成田空港のTwinkleWinkというBarで
おいしい生ビールを飲んでいます。
ガラスの向こう側で
ユナイテッドエアラインの尾翼越しに見える夕日を見ながら
このコラムを書いています。

日本に出張に来たのですが、
今回来たのは、主に私が役員を務めている
成都の人材(研修生)派遣会社から
日本に派遣された研修生たちの様子を見るためと、
受け入れ企業さんにお会いするためでした。

そして中国に戻る直前の今、
出発ゲート近くでこうしてビールを飲んでいるわけです。
空港で飲むビールは街中で飲むそれよりも少し値段が高いので、
「どうしようかな?」と少し考えたのですが、
こういうお金を使えるのが
ちょっとした豊さじゃないかなと思いなおし店に入りました。

案の定、空港にしては静かな空間で
そしてきれいな夕日も相まって、
何のとりとめもないほんの一瞬の時間にとても幸せを感じています。

このことは最近よく感じるのでおいおい書こうと思っていますが、
人の幸福感は何も人並み外れた事業の成功などにあるわけではなく、
人生の普通のほんの一瞬に隠された感情だと思います。

幸せはちょっと恥ずかしがり屋さんなので
なかなか顔を見せませんが、
いつも私たちの周りをくっついて廻っています。

どうですか、
たまにはふと力を抜いて後ろを振り返って
恥ずかしがり屋の幸せ屋さんを見つけてみては。


2009年7月13日(月)

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