| 驚くことにその人はそれ以来、私の成長をとても考えてくれるようになりました。
 そしてさらに、我々はそのとてもとても辛いプロジェクトを通じて戦友となり、
 そして友人としての絆を深めました。
 プロジェクトが終わる時、私はプロフェッショナルとして成長したことを彼にとても感謝し、
 彼はマネージャーとして成長するきっかけを掴んだことに
 感謝してくれました。
 僕は思っています。 上司が馬鹿だからとか、組織が腐ってるとか、そんなのはすべての組織に普遍的に存在する問題です。
 しかし、その組織や個人の問題をもって
 会社をやめるのはばかばかしい、と。
 それでやめてしまったら、きっとその問題は繰り返す。
 所詮、他人と組織は自分ではコントロールできないものです。
 まとめとして、私が会社をやめてもいいと思うタイミングが2つあります。
 1つは、「自分が仕事のプロとして真に成長したと感じられた時」 私が言うプロフェッショナルの条件は3つあります。1つは、高いパフォーマンスレベルを出せる実力。
 2つ目は、その高いパフォーマンスを何回でも出せる再現性。
 3つ目は、いかなる(辛い)状況でも
 パフォーマンスを出せるタフネス。
 会社をやめるタイミングのその2は、「自分がその組織のなかでやりきったな」と感じられるときです。
 このコラムの数回前で説明したように、世の中で成功した成功者が「自分のおかれた環境で最高になる、ベストを尽くす」
 ということを繰り返し言っているように、
 会社をやめようと考えているときの判断基準は
 “自分はこの会社から卒業しようとしているのか、それとも退学しようとしているのか。”
 ということです。 「なあ友よ。もう一度考えてみたらどうだ。きっとお前はもっとできると思うぜ。」
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