■柳田洋・北京からの画像便り No.419 ■


英会話学校

地下鉄の駅で見つけた
英孚(いんふ、エデュケーション・ファースト)という
英会話学校のチェーン店の広告です。

欧米人男性の先生と中国人女性の生徒の腕が、
縄で結ばれている写真が印象的ですが、
これは、欧米人の先生が生徒を逃がさず、
付きっきりでみっちりと英語を教えてくれる、
ということを表現しているのでしょう。

大連や上海では
日本語を勉強する人も多いようですが、
北京では外国語と言えば即ち英語です。
このため、北京では日本語学校は
大きな産業に育つことは不可能ですが、
英会話学校はこの英孚を始め、
たくさんのチェーン店があります。

以前の中国ではかなり高級なホテルでも、
英語を話せる人が1人もいない、
というようなことがありましたが、
最近は中国企業が国際化するに従い、
より高い給料の職を得るためには
英語の習得は必須となりつつあり、
英語学習熱は年々高まっているようです。

アメリカのコンサルティング会社・
マッキンゼー・アンド・カンパニーによれば、
世界の英語学習人口約20億人の内、
3億人以上が中国人なのだそうです。
今後、英語学習熱の更なる高まりによって、
中国の英会話学校は一大産業に
なるのではないか、と私は思います。

撮影日:2010年10月22日(金)
撮影:柳田洋


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