行列のできる日本の外食チェーンその1
味千ラーメン
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私は「中国でのラーメンの位置付けは主食という、
非常にランクの低いものなので、
中国では日本のラーメン屋は絶対に流行らない」
と思っていたのですが、
そんな私の予想は見事にはずれ、
北京の味千ラーメンには、
中国の人たちの行列ができています。
正直なところ、味千ラーメンより
おいしいラーメンを出す日本人経営の
ラーメン屋は北京にも何店もあります。
しかし、味千ラーメンが中国の人たちから
圧倒的な支持を得ているのは、
1つは味千ラーメン1杯19元(266円)という低価格、
もう1つは、豊富なサイドメニューに
あるのではないかと思います。
味千ラーメンには、鳥のから揚げなどの、
日本の居酒屋メニューが10-20元(140-280円)で
用意されており、日本酒の熱燗も飲めますので、
日本食ビギナーが、50元(700円)以下の予算で、
ちょっと気軽に日本の雰囲気を味わえます。
この単なるラーメン屋、というよりは、
「日本食ファストフード」とも言える新しいジャンルが
客単価100-150元(1,400-2,100円)の
普通の日本料理店は敷居が高い、と感じる
中国の人たちに受けているように思います。
味千ラーメンには、これからも気軽に行ける価格で
日本の食文化を中国に
広めていって頂きたいと思います。
撮影日:2010年4月25日(日)
撮影:柳田洋
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