■柳田洋・北京からの画像便り No.374 ■


凍った川
私が住んでいるアパートメントの横を流れる
亮馬河(りゃんまーはー)です。
北京の冬は厳しく、寒いときには
マイナス10℃ぐらいまで下がりますので、
北京の川は冬になると写真のように
凍ってしまいます。
写真の真ん中にポツンと人影が見えますが、
これは凍った川の上に乗って、
氷に穴を開けて魚釣りをしているおじさんです。
昼間とは言え、この日の最高気温は1℃。
寒い中、それも、氷に穴を開けて、氷が割れて
川に落ちてしまうリスクを負ってまで釣りに興じる姿は、
かなりの釣りバカとお見受けしました。
おじさんに限らず、冬になると、
北京では凍った川の上に乗る人がたくさんいます。
たいていは次の橋まで行くのが面倒で、
凍った川の上をショートカットして渡っていく人ですが、
氷が割れて川に落ちてしまうとは考えないようです。
落ちたら水が冷たいのもそうなのですが、
凍っていなかったときの亮馬河の
恐ろしいほどの汚さを知っている私は、
とてもそんなリスクを冒す気にはなれません。

撮影日2009年12月20日(日)
撮影:柳田洋


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