■柳田洋・北京からの画像便り No.368
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チラシ配り
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私は朝、歩いて出勤しているのですが、
最近、以前は全くいなかった、チラシ配りの人を
多く見かけるようになってきました。
彼女たちが配っているのはだいたいが
近隣のレストランのチラシです。
しかし、見ているとチラシを受け取っている人は
ほとんどいません。
彼女たちも、人通りの多い地下鉄の出口などで配る、
声をかけながら渡す、逃げられないように
道が狭くなったところで配るなど、
いろいろと工夫はしているのですが、
あまり効果は上がっていないようです。
「チラシ配り先進国」である日本から来た私にとっては
「この道はいつか来た道」です。
近い将来、中国でも単なるチラシを配るのではなく、
日本のように通行人に受け取ってもらえるように、
ポケットティッシュに小さなチラシを入れて配るのが
主流となるでしょう。
とすれば、時代を先取りして、
チラシの印刷屋にポケットティッシュ付きチラシを、
より受け取り率の高い販促手段として売り込んで、
お客さんに提案してもらうようにすれば、
かなりの需要が見込めるのではないでしょうか。
今の中国には、このような日本人には見えるけれども、
中国の人たちには見えないビジネスチャンスが、
街の中にゴロゴロと転がっているのです。
撮影日:2009年11月9日(月)
撮影:柳田洋
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