■柳田洋・北京からの画像便り No.351 ■


「彩票」
私の会社のオフィスの近くにある雑誌スタンドです。
大きく「福彩体彩(ふーつぁい、てぃーつぁい)」
と書かれているのは「宝くじあります」という意味です。
中国語で宝くじは「彩票(つぁいぴゃお)」と言いますが、
「福彩」は「福利彩票」の略で、収益金は
高齢者福祉や障害者福祉に使われ、
「体彩」は「体育彩票」の略で、収益金は
体育の振興に使われる、ということのようです。
「彩票」の種類はいろいろとあり、
日本のロトのように自分で好きな番号を選ぶものや、
サッカーくじtotoのようにスポーツの試合の結果を
予想するようなものもあるようです。
例えば、「福彩」の中国版ロトは
1口2元(28円)で7つの数字を選び、
週3回行われる抽選で全ての数字が当たれば
最高500万元(7,000万円)の賞金がもらえる、
というものだそうです。
単純に考えて2元の宝くじで500万元が当たる確率は
1/250万ですし、払い戻し率が50%と考えると
その確率は1/500万まで下がります。
私は500万人の中の幸運な1人になれるとは
どうしても思えませんので、
「彩票」を買ったことはないのですが、
中国でも「買わなきゃ絶対当たらない」ということで、
街の雑誌スタンドに行って、
せっせと「彩票」を買い込む人がたくさんいるようです。

撮影日:2009年7月6日(月)
撮影:柳田洋


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