■柳田洋・北京からの画像便り No.329
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食の安全
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昨年9月、河北省石家庄市の乳製品メーカー・
「三鹿集団」が生産した粉ミルクを飲んだ乳幼児が
相次いで腎臓結石にかかったことにより発覚した
メラミン混入粉ミルク事件。
健康被害は29万6000人に及び、
うち6人が死亡しました。
この事件は中国の人たちに大きな衝撃を与え、
彼らの食の安全に対する意識は急速に高まっています。
こうした状況を受け、中国国内の各食品メーカーも
広告で食の安全を強調するようになってきました。
上の写真は地下鉄のホームで見た卵の会社の
広告です。
「安全的(あんちゅえんだ、安全な)」の3文字が
大きく書かれています。
下の写真はバスの車体で広告をしている
豚肉の会社です。
「18種類の検査、18の安心」と書かれています。
「値段は高くても、安全な食品を買う」
という人が増えている今の中国マーケット。
この傾向は、食品の安全管理で1日の長がある
日本の食品メーカーにとって、
強い追い風になるのではないか、と思います。
撮影日:2009年2月1日(日)
撮影:柳田洋
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