■柳田洋・北京からの画像便り No.327
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タクシー動画広告
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最近、北京でタクシーに乗ると、
前の座席のヘッドレストに写真のような動画広告が
設置されていることが多くなってきました。
この動画広告、ただただ動画を流し続けるだけではなく、
画面をタッチするとレストランや
ショッピングの情報が得られたり、
興味のある会社の広告を選んで見ることができます。
この動画広告を提供しているのは、
触動伝媒(タッチメディア)という会社。
この会社は2006年6月に設立されたばかりですが、
タクシーの動画広告で急成長中であり、
2008年の広告収入はこの景気の減速にも関わらず、
前年比1000%増(!)だったのだそうです。
同社は未上場ですが、将来的には
エレベーター動画広告で成功して上場した
分衆伝媒(フォーカスメディア)と同じ
ナスダックでの上場を狙っているそうです。
タクシーはある程度の収入がある人しか乗りませんし、
タクシーの中はエレベーターより滞留時間が長い上に、
他にやることもなくてヒマです。
更に、この動画広告は、会社名の通り画面をタッチして
欲しい情報を得られるので、エレベーター動画広告より
広告効果は高いかもしれません。
急成長を続ける同社は「中国では景気が減速しても、
新しいマーケットを開拓する会社は
成長を続けられる」という良い例かもしれません。
撮影日:2009年1月21日(水)
撮影:柳田洋
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