■柳田洋・北京からの画像便り No.312
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象が乗っても壊れない車
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第一汽車が発売した「奔騰(べんたん)」という
乗用車の広告です。
車の上で象が2頭、シーソーをしても
壊れないぐらい丈夫で安全です、ということです。
今の日本の乗用車の広告は、
ライフスタイルやステータスを前面に出したものが多く、
車体の強度を売りにすることはあまりありませんが、
中国では象に乗られても大丈夫なぐらい丈夫なので、
万一事故を起こしても安全ですよ、というのが
売りになるんですね。
私が子供の頃、「象が踏んでも壊れない」の
キャッチフレーズで一世を風靡した筆箱がありましたが、
今の中国の人たちの価値観には、
同じ高度経済成長真っ只中、
1970年代の日本人の価値観に通じるものが
あるのかもしれません。
撮影日:2008年10月7日(火)
撮影:柳田洋
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