■柳田洋・北京からの画像便り No.289
■
一戸建て別荘、6500万円から
|
うちの近所の大通りでみつけた別荘の広告です。
「オリンピック会場北側、一戸建て別荘、
430万元(6500万円)から」と書いてあります。
昨年に比べると中国株はボロボロに下がってしまいましたが、
北京の不動産価格は上昇を続けているようです。
中国株は購入単価が低いため、
投資知識が乏しく余裕資金も少ない一般庶民が大量に参加、
そうした人たちがいわゆる「狼狽売り」をしているので
相場がボロボロに下がっているものと思います。
これに対し、不動産は購入単価が高いため、
投資知識が豊富で余裕資金が多い金持ちが投資、
そうした人たちは北京の長期的な発展を確信しているので、
相場が上昇を続けているものと思われます。
それにしても、いくら一戸建てでも、
一番安くて6500万円の別荘の広告が、
街のそこここに出ている、というのはちょっと異常な気もします。
普通のサラリーマンの月給が3000元(4.5万円)とすると、
実に年収の120年分の値段です。
月給3000元のサラリーマンは、通勤途中にこの広告を見て
何を思うのでしょうか。
撮影日:2008年5月6日(火)
撮影:柳田洋
|
|