■柳田洋・北京からの画像便り No.151 ■


エラントラタクシー

従来、北京では、タクシー、といえば「赤」でした。
ですので、マイカーを買う時に、
間違って「赤」のシャレードやシトロエンを買ってしまうと、
タクシーでもないのに、手を上げて止めようとする人が
たくさん出てくるそうです。
それが今年に入って、「青、黄」や「緑、黄」の
ツートンカラーのタクシーが増えてきました。
車種も現代のエラントラ、ソナタ、
VWの新型ジェッタ、サンタナ3000など、
新車が大量に投入されました。
聞いた話では、これも、2008年の北京オリンピックに
向けての施策だそうです。
タクシーが古くて汚いと、諸外国の皆さんの
笑いものになってしまいますからね。
新しいタクシーは清潔で、クーラーの効きも良いです。
ですので、最近は、赤いタクシーが寄ってくると、
「お前なんか呼んでない、あっち行け!」と追い払って、
ツートンカラーの新しいタクシーを選んで乗る人も
増えてきました。
北京の赤いタクシーの運転手さんは、
買い替えか廃業、
どちらかを選ぶことを迫られています。

撮影日:2005年9月10日(土)
撮影:柳田洋


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