■柳田洋・北京からの画像便り
No.23 ■

路上床屋
路上床屋です。
土日になると、
鏡付きの散髪道具箱を付けた自転車でやってきて、
その辺の道端で開店します。
料金はカットのみで3元(45円)。
初期投資がほとんど掛からないので、
この料金でも十分やって行けるのでしょう。
一方で、「日本人美容師が東京の最先端の髪型を
プロデュース」という様な売りの、高級美容室では、
カットのみでも200元(3,000円)もしますが、
ちゃんとたくさんのお客さんが入っている様です。
日本はデフレで激しい安売り合戦が続いていますが、
中国には既に安くてそこそこの品質のものはいくらでもあります。
3元床屋と値段で勝負をしても、勝ち目はありません。
「高いけど、中国人には真似の出来ない質の良いもの」。
これが今後、日本人が中国でビジネスをするに当たっての
武器になると思われます。
撮影日:2003年3月30日(日)
撮影:柳田洋
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