第1153回
中国ネット販売は日本人を救う救世主となるのか?

中国では今、
ネット販売がものすごい勢いで伸びています。

昨年2009年の中国のネット販売の総額は、
2600億元(3.38兆円)と2008年比で
約2.1倍になったそうです。
そして、中国のネット販売総額は今後も伸び続け、
再来年2012年には7130億元(9.27兆円)と
昨年の3倍近くまで膨らむことが予想されており、
日本のネット販売の市場規模を上回るのは
時間の問題と言われています。

私は常々、
「中国マーケットは日本の生命線だ!」
と思っています。
今後、日本で少子高齢化が進む中、
足腰の立つ日本人はみんな中国に出稼ぎに来て、
その人たちが中国マーケットで稼いだおカネで、
日本に残った老人たちを養う。
そんな経済構造が現実のものとなる日も
近いのではないかと本気で思っています。

しかし、現実は中国に留学してくる日本人は減少し、
韓国人の1/4程度。
日本企業も中国要員が足りず、
同じ人が何回も北京に駐在してきたり、
北京に駐在していた人が日本に帰任せず横滑りで
中国の他の都市に転勤になったりしています。
邱先生もおっしゃられているように、
日本人はおしりに根っこが生えた人が多く、
なかなか「起業するなら中国へ行こう!」
ということにはならないのです。

そうしたおしりに根っこが生えた日本人が、
日本にいながらにして中国マーケットに
アクセスできる方法がネット販売です。
ネット販売ならば、
日本人本人が中国で起業することはおろか、
中国に一度も行かなくても、日本のモノを
中国マーケットで売ることができます。

もしかしたら、中国のネット販売は
おしりに根っこが生えた日本人を救う
救世主になるかもしれない。

そう考えると、もういてもたってもいられなくなり、
私は早速、ネット上に
自分の店を開いてみることにしました。


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2010年3月1日(月)

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