第931回
中国起業7周年!

本日を持ちまして当社は開業7周年を迎えました。

7年前の2001年10月1日、
当社は私と大学を出たばかりの女性スタッフの
2人で業務を開始しました。
長引く平成不況で青息吐息の日本の中小企業に
中国ビジネスで活路を見出してもらう、
という強い使命感に燃えて当社は開業したのですが、
その日本の中小企業に全く相手にされず、
逆にこちらが青息吐息になってしまいました。

その後、ヤマト運輸さんや
他の企業のみなさんにいろいろと助けて頂き、
おかげさまで当社は今では
60名の従業員を擁するまでになりました。
今までいろいろと助けて頂いた方々には、
この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
大変ありがとうございました。

起業当初は自分の実力を過信していたこともあり、
何でも自分でやろうとしていました。
しかし、今ではお客様、取引先、
パートナーの劉さん、従業員など
ステークホルダーのみなさんのご協力によって
当社が成り立っていると強く思うようになりましたので、
私の仕事はステークホルダーのみなさんに
喜んで頂けるようなシステムを作ることであると考えています。

いくら優秀でも1人の人間ができることは限られています。
成し遂げたいと思うことが大きければ大きいほど、
その人個人が仕事をする能力よりも、
たくさんの人を巻き込んで、
そうしたステークホルダー全員をハッピーにできる
システムを作る能力の方が
重要になってくるのではないかと思います。

私はこのコラムで日本人の中国起業をおススメしていますが、
正直なところ全ての方におススメするわけではありません。
仕事をする能力があっても人徳のない人の会社は、
早晩ステークホルダーにそっぽを向かれ立ち行かなくなります。
これは中国で起業をしても、
日本で起業をしても同じことだと思います。

中国起業を目指している方は、中国語を勉強したり、
中国の事情を調べたりすることももちろん必要ですが、
普段から人徳を高めることにも
ぜひ留意して頂きたいと思います。


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2008年10月1日(水)

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