第362回
「34世紀、日本の人口はゼロになる」
「21世紀初頭、
中国は「一人っ子政策」と呼ばれる人口抑制政策を継続し、
人口の増加を食い止めるのに必死でした。
一方、隣国の日本では、
「少子化対策」と呼ばれる人口増加政策を実施し、
人口の減少に歯止めをかけようとしていました」
後世の歴史の教科書に、こんな記述があったら、
私たちの子孫である未来の学生たちは、
「何やってんだ、この時代の人たちは...」
と思う事でしょう。
日本では、女性の高学歴化により
女性の社会進出が進んだ影響で、
晩婚化、晩産化が進んでいます。
また、子供を育てるのはお金がかかるので、
子供は産まずに、夫婦2人で豊かな生活を楽しみたい、
という価値観を持つ人たちも現れ、
生まれてくる子供の数は、年々減少しています。
現在、日本の合計特殊出生率、
すなわち、1人の女性が生涯に産む子供の数は、
1.29まで低下しているそうです。
この合計特殊出生率は2.08以上でないと、
人口は維持できない、と言われています。
このままいくと、
現在、1億2,000万人の日本の人口は減り続け、
2050年には9,000万人前後、
2100年には4,000-5,000万人程度まで
減少するそうです。
更に、そのまま人口の減少に歯止めがかからないと、
「34世紀、日本の人口はゼロになる」
という試算まであります。
ま、34世紀にもなれば、
クローン人間もご家庭で作れちゃうぐらい
手軽なものになっていると思われますので、
日本人を増やしたいと思ったら、
いくらでも増やせる様に
なっているとは思いますが...。
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