12月2日(月)
晴れ、風力3以下
最高気温7℃、最低気温−3℃
最近は暖かいので、股引要らずです

第14回
これでいいのかCA!

先日、出張で大阪に行ってきました。
時間の関係上、
久しぶりに中国国際航空(CA)に乗ったのですが、
改めてCAの空中小姐(こんぢょんしゃおじぇ、スチュワーデス)
のサービスの悪さに閉口しました。

笑顔が全く無いのは仕方ないとしても、
客に対する態度が「家畜に餌をやってる」という感じです。
まずだいたいが、日本行きの便なのに、
空中小姐がほとんど日本語が話せません。
2時間半のフライトで彼女達が発した日本語は
「とりにく? さかな?」の2単語のみです。

他にも、空中小姐同士がお客の頭越しに食事や飲み物を受け渡す、
ビールを頼むとビールの缶にコップをかぶせて、
全くこちらを見ずに差し出す、
このビールがまた全く冷えてない、
食事も国内線のものと同じですごくまずい、などなど、
挙げ出したらきりがありません。

これがコスト削減の結果で、日本の航空会社より大幅に安い、
というなら、まだ納得も出来ますが、
IATAだか何だかの規制に守られているせいか、
全然安くありません。
この価格でこのサービス。
これでいいのかCA!

今、中国では国際線より国内線の方が
サービスが良いかも知れません。
以前は、中国の航空会社と言えば、
中国民航しかありませんでしたが、
分割により、たくさんの航空会社ができました。
これらの航空会社が同じ路線で客の奪い合いをしていますので、
割引競争だけでなく、
離陸前に空中小姐が通路に並んで挨拶したり、
搭乗の度に記念品をくれたり、
機内で豪華賞品が当たるくじ引きがあったり、
とあの手この手で旅客の囲い込みを図っています。

こう考えていくと、
サービスの向上の為にはやっぱり「競争」が必要である、
とつくづく思います。
中国のWTO加盟は「外圧を利用した荒療治の国内産業構造改革」
と私は捉えていますが、
CAの空中小姐は、外国の航空会社との競争が激化して、
明日失業するかもしれない状況になったら、
ちゃんと笑顔で対応する様になるのでしょうか。


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