第187回
「パソメシ」番外編 パソコンは自分で作るもの! その24

それでは現在市販されている、
一般ユーザーが入手可能なCPUを見ていきたいと思います。

●Pentium4(ペンティアム4)
intel社が誇る現在クロックスピード最速のCPU。
弱点は高熱を発すること。非常に高価であること。
体感的には思ったよりも速くないこと(笑)。
Socket478タイプで専用電源の付いたマザーボードが必要。

●Celeron(セレロン)
intel社のバリュープライスCPU。
CPUのダイ自体はその時々の最新型チップと同じだが、
オンダイキャッシュメモリを半減させて出荷されている。
Socket370から規格変更を経ても
延々と販売され続けているので、
マザーボードによっては合う、合わないという違いがあり
注意が必要。Pentiumに比べるととにかく安く、
貧乏ユーザーの味方だが、
同じクロックスピードのPentiumと速度的に比較すると
キャッシュメモリ分どうしても遅い。残念。

●Athron(アスロン)
AMD社が打倒Pentiumシリーズを旗印に製造したCPU。
実際その速度は驚異的で、
Pentium3時代のintel社は相当な苦戦を強いられていた。
その後intel社はPentium4を発売してAMD社を突き放すが、
現在でも同じクロックスピードならば
Pentium4よりもAthronの方が速いのは周知の事実。
現在のAthronは実際のクロックスピードとは異なる
「モデルナンバー」という数値を貼り付けて販売されている。
これはintel社のCPUと比べるとこの程度の速さと同一です、
という無茶苦茶な、しかしある意味正しい表記方法。
Athronは近々まったく新しい新型が登場するという噂だが、
果たしてPentium4の牙城を崩すことが出来るか? 
弱点はその驚異的な発熱で、このCPUの普及と共に
「パソコン騒音」という問題が持ち上がったほど。

●Duron(デュロン)
AMD社のバリュープライスCPU。
intel社のCeleronとまったく同じ位置づけで販売されている。
コストパフォーマンス的にはベストのCPUと言える。


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2003年4月25日(金)

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