第34回
コンピューター業界で一番エライ? プログラマー 後編
プログラマーの紹介後編です。
実際にプログラマーとしてやっていく上で用意するべきモノは、
ハード的には、パソコン(註1)とプリンタ(註2)。
ソフト的には前回紹介したエディタソフト(註3)と
各言語のコンパイラー(註4)ぐらいですね。
これにSEやクライアントとの連絡用に
インターネット接続された環境があればバッチリです。
さて、プログラマーといえば、なんといっても使用するコンピュータ言語(註5)
を紹介しないワケにいかないでしょう。
といっても紙幅の都合もあり、
ここではあくまでその入口だけをチョコッと紹介させていただきます。
現在、もっとも基本的かつメジャーな存在の言語は「C」「C++(註6)」で、
Windowsで使用する場合は「Visual C++」が有名です。
また、同じWindowsでは「Visual Basic(VB)」も多用されています。
web上で使用されている言語で
メジャーなものは「Perl」「Java」「Delphi」等です。
一時期、次世代の言語は「Java」で決まりだという雰囲気もあったのですが、
Microsoft社の巻き返しやサンマイクロシステムズ社の囲い込みもあり
以前ほどの人気は無いようです。
実際にこれらの言語を学習するならば、
初心者にとって分かりやすい「アセンブラ」からスタートし、
次に「C言語」へ、そして「C++」というのが
ベストの学習順序では無いでしょうか?
ただし、これらの言語は
すべて基本的なプログラミング手法(註7)は似ているので、
1つをマスターすれば他の言語もラクに取得できるはずです。
ただし、ここで気を付けてもらいたいのは、
そのプログラムを自分で保守、点検までするなら問題無いのですが、
それ以外の場合、誰が見ても分かりやすいものである必要があることです。
やはり、こういった部分は経験を重ねて、
「誰が見ても分かりやすいプログラム作り」を
先達の技術から学び取る必要があるといえます。
オンラインや雑誌の付録で良く見かけるシェアウェア、
あれも当然プログラマが個人的に作ったモノです。
なかにはシェアウェアフィーだけで
充分に生活が成り立っているプログラマーもいるとか?
どうです? アナタもやってみます?
註1: Operating SystemはMacOSでもWindowsでもどちらでもOK。
ただし、コンパイルのスピードに密接に関係あるので
処理速度の速いモノの方がよい。
註2: 無くても作業は可能だが、確認の際の出力用として欲しい。
カラーは必要無くモノクロタイプでOK。
註3: 書くことのみに特化した軽量、軽快なソフト。
ワープロソフトとの違いはレイアウト処理等の有る無しの部分。
註4: エディタソフトで書かれたプログラムを
コンピュータが読めるように翻訳処理してくれるソフトウェア。
各言語によってコンパイラーも異なっている。
註5: 色々あるが簡単にいうと
コンピュータとの間をつなぐプログラムの文法のこと。
註6: Cを発展させたもの。
註7: 配列、変数、条件分岐、繰り返し、関数作成など。
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