第15回
マル秘業務!
アダルトビデオのモザイク加工とは? 前編
はい、webデザイナーなんていうカッコイイ職業の次は
一服したいと思います。
次に紹介するのは妖しい香りがプンプンする仕事です。
見目麗しい女性ならば「きゃっ」と目を伏せ、
男子中学生ならば「オ、オレがやりてー!」と絶叫する仕事。
「アダルトビデオのモザイク加工」です!
どうです?
凄いでしょ?
世の中にはこんな仕事もあるんですねー。
仕事の内容は言わなくても皆さんの方がご存じでしょうから(笑)。
え?
意地悪でした?
すいません、ちゃんと紹介させていただきます。
アダルトビデオはご存じだと思います。
実はこのアダルトビデオにも流通経路の違いから二種類ありまして、
1つは近所のレンタルビデオ店などにならんでいる「レンタル物」。
もう1つは場末のビデオショップなどで販売されている
「セル物」と呼ばれるビデオです。
どちらかといえば「レンタル物」が大手メーカーであるのに対して、
「セル物」はインディーズ系(註1)などと呼ばれ、
中小メーカーが製作しているという感じ『でした』。
『でした』というのは、
それらインディーズ系メーカーが最近人気急上昇!
製作メーカーも、
その製作タイトル数も鰻登りで破竹の勢いなんですね。
読者の皆さんも
インディーズ系メーカーの雄「S・O・D(ソフトオンデマンド)」の社長、
高橋がなり氏(註2)の名前ぐらいは
耳にしたことがあるのではないでしょうか?
これまでのレンタル物のビデオの場合、
ビデ倫と呼ばれる自主規制機関のチェックを受ける為に
編集及びモザイク加工は
ビデオスタジオ等で行われるのが一般的でした。
しかし、セル系のビデオの場合、
このビデ倫に参加していなかったり、
もしくは別の規制機関を結成していたりと、
ビデ倫にこだわらずに
編集・モザイク加工が出来るようになったのです。
事実、ビデ倫の審査は今や時代遅れとなっており、
一般映画でも映写・上映が可能となった「陰毛」ですら映写禁止という、
アダルトビデオと一般映画の逆転現象まで起きています。
あっと、話が変な方向へ(笑)。
次回はこのモザイク加工のテクニックに鋭く迫ります!
註1: independent(独立の)という意味でこう呼ばれている。
註2: TV番組「マネーの虎」に出演中。
最近「がなり御殿」と呼ばれる自宅を建てた。
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