第526回
新型インフルエンザで、少年スポーツが大変
以前お話しをしたかもしれませんが、
僕は、会社関係や個人の資産関係ばかりでなく、
スポーツに関連した仕事もしています。
先日、スポーツに関するシンポジウムに参加しました。
そこで、取り上げられたのが、
今は下火になりましたが、
昨年大騒ぎした
新型インフルエンザとスポーツについてです。
スポーツと新型インフルエンザが
どう関わるかについては、
スポーツに馴染みのない方にはピンと来ないかもしれません。
しかし、新型インフルエンザは、
当初、感染力が強くて
毒性の強さがわからなかったことから、
海外で感染した生徒が
犯罪者扱いかと思われるほどの報道をされたくらいです。
ワクチンがないと大騒ぎにもなりました。
修学旅行が、中止になる学校も多かったはずです。
少年のスポーツ大会も
修学旅行と同様に、何度もありません。
しかも、修学旅行と違って、
少年たちは、1年間、ときには3年間、
その大会のために、練習し、努力をしてくるわけです。
そこで、大会が開催されるか、
大会に参加できるかどうかは大問題です。
シンポジウムでは、
昨年5月のその騒ぎの真っ最中に、
大会を開催することを決定し、
高熱がある選手や学級閉鎖となっているチームには
出場を認めない措置を取ったところ、
出場できない選手やチームから、
非難がだいぶ出たという報告がありました。
こういう場合に、どういうことに注意して、
どういう基準で、大会を開催し、
選手の出場資格を決めて、
違反した場合はどうするかなどについて、
公正公平なルールを考えることは重要です。
そのようなことも、法律家の仕事なのです。
新型インフルエンザとスポーツと弁護士は、
こんな風につながっているのでした。 |