弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第436回
訴えられたら、よくわかる!

昨年4月に、HiQで連載していた
訴えられたらどうする!!」という本を出版しました。
この本を読んで、相談にいらっしゃった方もいます。

みなさん、もちろん、裁判自体初めての方で、
訴えられるのも初めてという方ですね。

みなさん、初めて訴えられて、
裁判のことや弁護士のことは、全く知らなくて、
「この本を買って読んで、裁判の仕組みがわかりました」や
「安心しました」などと言ってくれます。

それから、「訴えられてから読むとよくわかります」
「知りたいことが書いてありました」などと言われました。

僕としても、初めて裁判を起こされて
どうしたらよいかわからず不安な人が、
これくらい裁判の仕組みや
弁護士について知っておけば十分ということを書いたつもりなので、
依頼者の方から、このように言われて、
正直、自分の書いた本が役に立ってうれしいと思います。
まあ、お世辞かもしれませんが。

本の内容は、大体、裁判の依頼を受けて、
依頼者の方から聞かれた内容が書かれています。

 「裁判は欠席したらどうなるか?」
 「裁判はどれくらいの期間がかかるのか?」
 「勝ったら弁護士費用を相手に請求できないのか?」

など、初めて訴えられた方なら、
知りたいと思うことを書いたつもりです。

HiQを読んでいる方で、
裁判を起こされる人は少ないかもしれません。

しかし、友人や知人の中にトラブルに巻き込まれて、
訴えられようとしている、
あるいは、既に訴えられてしまったという方がいらっしゃったら、
僕の著作を紹介していただければと思います。

HiQの過去ログにもありますが、
本には、コラムでは載せられなかった
裁判所から送られてくる訴状や
裁判でこちらが出さなければならない書面
(答弁書や準備書面や証拠説明書など)の書式と
その説明が書かれています。
この点は、実際に訴えられた人には、重要な点かもしれません。


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2009年2月26日(木)

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