弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第257回
弁護士は怖い?

HiQで、僕の連載を読んでいる方や
実際に僕に相談をしたことのある方は、
弁護士は怖いなんて思っていない方が多いと思います。
(そうでもない人もいますか?)
でも、まだまだ、みなさんにとって、
遠い得体の知れない存在のようで、
「やはり弁護士は怖い!」
と思って相談に来る方が多いようです。

相談に来た方から、
「怖くない弁護士さんでよかった」
と言われることが結構あります。
この前相談に来られた方は、
自分が被害者であるにもかかわらず、
「弁護士が怖い人だったらどうしよう?」
と思いながら緊張して相談に来たようで、
相談が終わると
「怖くない弁護士さんでほっとした」
と言って帰って行かれました。

実際、世の中にはいろいろな弁護士がいて、
相談者から以前依頼していた弁護士の話を聞いて、
「そういう弁護士がいるんだな」
と驚くことも多いので、情けない話しですが、
なかなか弁護士に対する敷居は低くなりません。
でも、弁護士は、
相談者に不利な話もしなければなりませんし、
相談者が弁護士に対し嘘をついている、
あるいは隠し事をしている、
相談者が悪いにもかかわらず
全くその意識がないような場合には、
僕も、相談者に対し、
怒ったり、きつい話をしたりします。

みなさん、信じられないでしょうが、
弁護士に隠し事をしたり、
自分の方が悪いのに相手を責めたりする人はいるのです。
もちろん、ごくごく少数の人です。
相手方が筋の通らないことを言えば、
大きな声を出したり、怒鳴ったりもします。
そういう人たちにとっては、
僕も怖い弁護士かもしれませんし、
他の弁護士に悪口を言われているかもしれません(笑)。





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2007年5月17日(木)

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