第72回 お弁当などをコンビニで買い物すると、大量にゴミが出る。多くがプラスチックなどの、捨てづらいゴミだ。あれ、なんとかならないものだろうか・・・ いまでは多くの会社で「再生紙使用」名刺を使っており、会社案内には環境貢献のページが必ずある。葉っぱ的なマークもよく見かける。環境マーケティングも一巡し、現在では、単純な「エコラベル」的な商品では差別化しづらい。 じっさい多くの環境対策は、「いいわけ」にすぎなかったのではないだろうか。 ブランド大切にしようとする企業ならば、誠実にやるしかない。ある会社では、オフィスのゴミ箱が10数個に分別されてあり、社員を悩ませていた。もしわが社にそれを置けば、ゴミ箱だけでオフィスの半分を占領する。 見えない部分でもエコをやらなければならないとすると、だいたいコストの問題にぶつかってしまう。それでもやるか、というところが企業姿勢になる。 牛乳のテトラパックは、現在の角形パッケージに比べれば、かなりエコな商品だったと思うが、コンビニの棚に置きづらいために、今では駆逐されてしまった。環境保全という観点で、コンビニ業界にはまだまだイノベーションの余地があるのではないだろうか。 |
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