税理士・濱田善行さんの
「こんなんありだ税っ!」

第9回
ハイ、濱ちゃんデス!〜交際費にも、ストラテジー

どんな会社だって、
交際費をただ闇雲に支出している、
というようなことはありません。
規模の差こそあれ、
経営戦略・財務戦略などと同様、
交際費にだって戦略があるものです。

交際費の戦略とは、
これくらいの売上収入が見込めるから、
いつ・誰に・どのくらいかけるのか?
ということです。
会社が利益の追求を目的として活動している以上、
売上という収入がが立たなければ、
その支出は意味がないことになります。
もちろん、
全部が全部、売上に結びつくなんてことはありませんが、
社長ともなれば、
経験という独自のデータに基づいて、
それなりの感覚を持っているものです。

ただ、昨今のような経済状況下では、
従来のような交際費支出は、
もはや、その意味を失ってきているようです。
つまり最初から
「で、なんぼ?」
という値段勝負の話になってしまうからです。

そうならそうで、
酒の席で不用意に値切られたりしないためにも、
まともな昼の会合で、
ノンアルコールな頭でグッドな仕事をゲットしましょう!
その際、
諸会費や会議費などの科目で処理することができれば、
交際費のようなしみったれた難癖をつけられることもなく
支出額の全額を経費にすることができますし、
とにもかくにも、
風俗店で接待しなくてもすむではあ〜りませんか?
(昼から行くヤツぁそういないだろう…)

なんでもそうですが、
戦略なくしていい結果はあり得ません。
たかが交際費、されど交際費。
社長の感性と、今の時代感を反映した戦略を持って、
会社を経営していってください。

アディオス!アミーゴ!


←前回記事へ 2002年9月13日(金) 次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ