今日から食卓が豊かになる
おいしくて簡単にできる

第48回

えびの炒めもの  えびの炒めもの


えびの炒めものは、
えびのいきがよければ
それだけでもとてもおいしいのですが、
少し目先を変えて紅白にし、
えんどうのつるの緑をあしらって
彩りをよくしてみました。
きれいな料理になりましたので、
おもてなしの一皿に加えると、
よく映えると思います。
えびの炒めもの

これは、どうしても熱いうちに食べていただかなくてはなりません。
さめると味も落ちるし、なんとなく生臭くなってしまいます。
もっとも、日本の方は魚を食べなれていらっしゃいますので、
それほどは感じないで召し上がるようですが、
中国の人は魚を食べなれないので、とくに生臭く感じるようです。

ご家庭でお惣菜になさるときは、
紅白のどちらかでもよろしいですし、えんどうのつるがなければ、
ほうれんそうでもかまいません。
えんどうのつるは彩りに添えたのですから、
青菜やさやえんどうでもよいのです。
えびは塩水につけてから炒めますが、
こうすると炒めても舌ざわりが柔らかくて、
その上、シャキシャキしています。
塩水につけることを忘れないでください。

えんどうのつるは、豆が実る前の若いもので、
えびや鶏肉と一緒に炒めると実においしいものです。
これは汁を絞って美顔料にもするのだそうです。
肌を美しくしたい方にはぜひ召し上がっていただきたいのですが、
春先だけしかありませんし、
どこにでもあるというわけでもありませんので、
その場合はほかの青い野菜で我慢しましょうか。



材料
芝えび 400グラム
小さじ1
調味料(白)
小さじ2分の1
こしょう 少々
片栗粉 小さじ2
ごま油 小さじ2
 
大さじ1
調味料(紅)
しょうが汁 小さじ1
ねぎ(みじん切り) 大さじ1
にんにく(みじん切り) 1片分
しょうゆ 大さじ1
ケチャップ 大さじ1
砂糖 小さじ2分の1
大さじ1
 
ごま油 大さじ2
さやえんどうのつる 100グラム
大さじ1
その他調味料
小さじ3分の1
各少々


作り方
1. 芝えびは殻と背わたを取り、塩小さじ1を入れた水に30分間ほどつけてから、水けをよくふきます。
2. 塩、こしょう、片栗粉、ごま油を合わせてよく混ぜます。
3. 鍋を熱してからごま油大さじ1を入れ、油が熱くなったらえびの半量を入れてさっと炒め、(2)の合わせた調味料を一度に入れてからめ、少し炒めます。えびの色が変わったら、酒をかけ、火を止めます。
4. 別の鍋を熱してごま油大さじ1を入れ、油が熱くなったらにんにくを入れて炒め、きつね色になったらねぎとしょうがを加えて炒めます。香りが出たら残りのえびを入れ、少し炒めてからしょうゆ、ケチャップ、砂糖、酒を加えて味をからめます。

5.

さやえんどうのつるは洗って水につけておき、熱した鍋に油と塩を入れ、熱くなったら水けをきったさやえんどうのつるを入れ、強火でさっと炒め、酒を入れて混ぜます。

6.

皿に(3)の白いえびと(4)の赤いえびをきれいに盛り分け、さやえんどうのつるを間に盛ります。


調理のポイント
えびは炒めすぎは禁物です。色が変わったら火を止めるくらいにします。
熱いうちに食べます。さめると生臭くなることが多いようです。

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