Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第993回
旅の最後にケンピンスキーホテルを訪問

私が始めて
今、三全公寓が建っている場所を訪れたのは
12年前のことです。
邱さんに率いていただいて
第3回目の中国投資考察団
この地を訪れ、
「この辺に外人居住用のマンションを建てます」
と説明を受けたあと、
この旅行に参加した人たちと一緒に
そばを流れる亮馬河の対岸に立つ
ケンピンスキーホテルに泊まりました。

「へえ、中国にこんな洗練されたホテルがあるのか」
とビックリし、
このツアーに参加されていた
大阪の大きな住宅企業の創業社長も
目を丸くされていました。
いまになって知ったことですが、
ケンビンスキーホテルは
開業したばかりだったようです。

このホテルで泊まった部屋の窓から
亮馬河が見え、その対岸に
「この辺にマンションが建ちます」と
説明を受けた場所が見えます。
そのあたりのどこに、また
どんな形のマンションが建てられるのだろうかと
あれこれ思いをめぐらしたものでした。

それから、4年ばかり年月が経ったところで、
スラリとした形の「三全公寓」が全容を現し、
おかげで、今回、私はマンションの部屋から、
「ケンピンスキーホテル」を
見下ろす体験をさせていただきました。

その「ケンピンスキーホテル」に12年ぶりに訪れ、
「ここが考察旅行のときの最後の宿泊地。
 このフロアーの両替店で
 財布に残った元を換えてもらった」
といったことを思い出しました。
そして、12年という年月は長いようで短く、
また短いようで長かったと、
しばし懐旧にふけりました。

ホテルを出て、
亮馬河にかかる橋をわたって、
三全公寓に帰り、
部屋から荷物を出して、
北京空港に向かいました。
空港に向かう道の両側の針葉樹が綺麗でした。
その光景に見とれながら
「三全公寓さん、ありがとう。またうかがいます」
と心のなかでつぶやきました。


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