旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第126回
ワインとグルメのニュージーランド

ニュージーランドのオークランドに行ってきました。
オークランドは人口約120万人で、
ニュージーランドでは最も人口の多いところ。
日本でいえば福岡くらいの規模の都市です。

現地はバブル経済ともいえる状況にあるそうで、
不動産の価格が3年で2割以上も高くなっている場所も
珍しくはありませんでした。
しかし、1ニュージーランド・ドルは70円弱ですから、
日本人旅行者はその円高の恩恵で割安な旅行をすることができます。
たとえば現地でも有名な高級レストランに行ったとしましょう。
日本人には量が多く前菜とメインで満腹になりますが、
予算は60ドルもあれば十分。日本円に換算すると4000円程度です。

お店の数は東京ほどたくさんあるわけではありませんし、
料理もどちらかといえば素材の味をそのまま活かした素朴なもの。
しかし、その素材自体が新鮮ですから、おいしくいただけるのです。
羊、鹿、蛎・・・、思い出しただけでもお腹が空いてきます。

それから、通の方はご存知だと思いますがワインがとてもおいしい。
ニュージーランド産のワインは日本であまり出回っていませんが、
それは味のレベルが低くて人気がないのではなく、
流通が整備されていないので、コストが高くつき、
日本での販売価格が高くなってしまうからだそうです。
ということは、ニュージーランドに行けば、
日本ではお目にかかれないワインを堪能できるというわけです。
今回は、ワイン事情に詳しい方と一緒でしたので、
有名かつ本数の少ないピノ・ノワールを飲むことができました。
ワインの相場も日本円に換算すると割安です。
お土産にも最適ではないでしょうか。
オークランドは、ワインとグルメを堪能できる街でした。


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