第50回
知らないうちにマイルを貯め忘れているかも
夏場の旅行シーズンは、飛行機に乗る機会も多いかと思います。
国内、海外を問わず、マイレージの加算もれのないように
したいところですが、知らないうちに加算機会を逃している人は
意外に多いものです。
自分が入っているマイレージの当該航空会社の場合、
加算忘れをするケースは少ない。
ところが、他にもマイルを加算できる提携航空会社はいくつもあり、
それらがどこの航空会社なのかを知らずに、
加算もれをしてしまうのです。
マイレージの提携関係はコロコロと変わります。
この7月15日からはノースウエスト航空が
デルタ航空との提携を開始。
デルタ航空はアメリカでビッグスリーに数えられる航空会社で、
太平洋線や北米、南米路線などに豊富な路線網を持ちます。
ノースウエスト航空のマイレージを貯めている人には、
かなりの朗報ではないでしょうか。
ノースウエスト航空は、外国系キャリアの中でも
「日本路線重視」の社風を持ち、成田や関空から、
アメリカはもちろん、ハワイ、アジア、ミクロネシアなど、
多方面にネットワークを築いていますから、
外国系キャリアの中では日本人のマイレージ会員が多い。
このサービスは相互に提供されるもので、
デルタ航空のマイレージ会員がノースウエスト航空に乗ったときも
マイルを貯めることができるようになっています。
また、もう知らない人は少ないとは思いますが、
日本航空(JAL)と日本エアシステム(JAS)は
会社統合を進めている最中で、
どちらのグループ系航空会社を使ってもJALマイレージバンクに
マイルを貯められます。帰省でJASを使ったときに、
うっかりマイル加算を忘れたりしないようにしたいものです。
このように、最近の例だけ見てもマイレージにおける
提携関係は大きく動いています。
旅行や帰省、出張などの前には提携関係をしっかり調べて、
マイルは確実に貯めていきたいもの。
元手もかからず、タダで飛行機に乗る権利を得られるわけですから、
マイレージは貯まる分だけ貯めておきましょう。
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