第43回
飛行機に描かれた大きな顔
テレビやインターネットで見た方も多いと思いますが、
JALがニューヨーク・ヤンキースの松井選手の顔と
彼がメジャーリーグで放った第1号ホームランのボールが
ペイントされた飛行機を就航しました。
国内線に2機、同じデザインの飛行機を導入するそうです。
飛行機の機体にデザインや写真、イラストなどをペイントするのは
航空会社がイメージ戦略としてよくやる方法です。
10年ほど前に、全日空が一般の中学生から公募したイラストを
ペイントした「マリン・ジャンボ」などは、かなり好評で、
写真を撮ろうとカメラを持って空港に来る子供たちを見かけました。
その頃から一時、飛行機にペイントを施すエアラインが急増し、
フィンランド航空がムーミンやサンタクルースを、
カンタス航空がカンガルーをなどと、
本国ゆかりのキャラターを描いて日本に乗り入れていたものです。
JALは「ブランド」志向のようで、ミュージシャンのグレイや
ミッキーマウスをペイントしたこともあります。
飛行機にペイントをすると経費がかかりますから、
それを節約するために材質をむき出して
飛んでいるエアラインもあるくらいです。
もちろんペイントが施されている飛行機だから値段が高い、
などということはありません。
特別なデザインが施してある飛行機に乗ったから、
どうということもないかもしれませんが、
旅行の気分を楽しくさせてくれる付加価値にはなります。
夏休みですから帰郷や旅行の際に、
「松井ジェット」を指定して乗るのもいいかもしれません。
野球好きのお子さんがいる方などにはおすすめですね。
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