旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第16回
マイレージのコツ

1999年1月、日本の航空会社がツアーや格安航空券でも
マイルを貯められるようにして約5年、
国内のマイレージ加入率は大幅に上がりました。
でも逆にマイレージ熱はやや冷めつつあるのも事実でしょう。
貯めるのをやめるわけではないのですが、
とにかく1マイルでも多く貯めようと、いわば努力してまで
貯める人は以前ほど多くはないように感じます。
飛行機に乗ったり、クレジットカードで買い物するくらいでも
結構貯まりますからね。
一度無料航空券に換えてしまうと飽きてしまう人もいるでしょう。

そろそろマイルを使ってしまいたいという人もいるはずです。
マイレージサービスの特典で最も魅力あるものといえば、
やはり無料航空券。タダで飛行機に乗れてしまうのですから。
無料航空券を獲得するのに必要なマイル数は、
行き先に応じて決められています。
ところが、普段は一定であるはずの無料航空券に必要なマイル数が、
ある一定の期間、減額されることがあります。
たとえば普段は2万マイル必要な東南アジアへの無料航空券が、
5000マイル引きで入手できたりするわけです。
これは旅行のオフシーズンなどにキャンペーン的に行われますから、
たまに航空会社のウェブサイトをのぞいて見ることをお薦めします。

自分のためではなく、他人のためにマイルを使うこともできます。
これはアメリカ系マイレージに多いのですが、
貯めたマイルを慈善活動団体に寄付できるのです。
貧困地域へ医師団が向かう際にその飛行機代を
マイルで賄ったりするわけです。
2001年9月の米国同時多発テロ事件のときに、被災者への
援助活動にマイルを寄付できるようにした航空会社もありました。
持っているマイルを無料航空券や座席のアップグレードに使ったが、
さらに残ったしまった。
そんなときにこういう寄付をするのもいいかもしれません。


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