元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2091回
「一歩一歩 ガンと共に歩む」

「いのちの手帖」第4号の闘病記特集=
「一歩一歩 ガンと共に歩む」で
「原発性不明癌と診断されて・・・
私に勇気をもたらした穀物菜食」というエッセイを
書いていただいた、
若山朝子さんから、先日、自宅の大きな庭で
取れたレモンやフキノトウを送ってもらいました。
とても新鮮で美味しいものでした。

さて、若山さんは4年ほど前、バセドウ病と大腸ガンを疑われ、
CEAの腫瘍マーカー検査を受けたところ、
7.9あり(正常値は5以下)、
肺か、胃腸か、肝臓か・・・といろいろ調べたのですが、
PET検査の結果、結局、ガンは発症部位がわからず、
「原発不明癌」と診断され、不安を抱えながらも、
安保徹教授の自律神経免疫療法や、
拙著「しなやかな玄米催菜食」を読んで、
穀物菜食を日々励行し、
元気に過ごされている方です。

すでに読んだ人もおられるでしょうが、
以下が複雑な症状と、
それを克服した、いわばガン延命力=
玄米菜食法のさわりの部分です。

「自己診断では大腸癌だと考えていました。
台所の流しに立つと、左の腸が厨房セットにあたり、
ぎゃっと痛みが走ったり、
普段の暮らしの中でも鈍い痛みがあったりしていました。
十五年前に子宮と卵巣のふたつの手術を受けていたが、
その痛みではなさそうだと思っていました。
それと、便が鉛筆か小指ほどの大きさしかなく、
一日になんども便意があるのに便は出ず、
バッバッという空気が抜けるような
音だけのときが度々ありました。
そんな症状は誰にも告げずに、
免疫力を高めるように努力してきたのです。
自覚症状があったところへ、
マーカー値ははねあがるし、
主治医の先生には脅かされるので
相当なショックだったのでしょう。
予防薬を飲んでいなかったことも重なり、
ストレスで発症するといわれるバセドウ病を再発。
低体温になるので飲みたくなかった
治療薬メルカゾールを服用しました。
そうこうするうちに、CEA値は徐々に下がり、
正常値に近くなったのです。
関根進さんの本「しなやかな玄米菜食」を読み、
その中に野太いウンチが出ると二度も記述があり、
まことに羨ましかったのですが、
いまでは私もバナナ大となり、腸も痛くなくなりました。
その後、予約してあった免疫療法も受け、
バセドウ病もよくなってきたのです。
結局、どこに癌巣があったのか不明なのですが、
PET検査をすると「原発性不明癌」と診断名がつき、
治療にも保険は効くといわれ、
人から「何の癌?」と聞かれると
「原発性不明癌」だと答えながら、
日々、食養生に励んでいるわけです。」

先日、また、若山さんから手紙があり、
まわりでは抗ガン剤に苦しんで亡くなる人が多いのに、
お仲間で、薬をやめて、
玄米菜食法など、養生法を上手く活用している
4人のガン患者さんが延命できたというのですね。
まさに、この世に
ガンの完全万能薬などありませんから、
「一歩一歩 ガンと共に歩む」――、
若山さんの「ガン延命力」の知恵は、
とてもベターな考え方だと僕も思っています。


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2008年5月18日(日)

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